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シリーズ・・・ではあるけども。 [本]


若様組まいる (100周年書き下ろし)

若様組まいる (100周年書き下ろし)

  • 作者: 畠中 恵
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2010/11/05
  • メディア: 単行本


アイスクリン強しのシリーズ第二弾ですが、時系列としてはこちらの方が前になります。
明治維新より20数年経ち、幕臣出身の若様達も、安定した収入源を求めてはいた。
朝敵側だった立場から、なかなか良い就職口も見つからず。
なところへ、若様たちのリーダー格長瀬が警察の巡査学校入学の話を、見付けて来たのだ。
薄給に最初は気乗りしなかった他の者たちも、それでは何かあるのかと問われれば、
あてがあるわけでもない。
そして幼馴染の若様達八人は、試験を経て、巡査学校の第一期生となる。

学校で習った明治維新の話、だけでは、
見えて来ないその時代の流れや雰囲気が窺える。
巡査学校での2ヶ月間、
若様たちのように元幕臣で江戸東京に残った人々、
徳川家にくっついて静岡へ行った人々、
薩長の出身で出世が約束されている人々、
裕福な商家の次男など、立場の違う者たちが8人部屋で寝起きするのだ。
揉めないワケが、ない。

何となく、だらだらと話が続いて、と云う感じで、
盛り上がりに欠けるような。
私としては、まだ『アイスクリン強し』の方が面白かったです。
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