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部屋が片付かない・・・。 [本]

週末になる度に、部屋の掃除を決意します。
いや、正確には週末前には、だけど。

半分くらいは捨てていいんでは?と思えるくらい、
何でもかんでも取ってある。
いいかげん、数年前の雑誌とか、情報が古くなっているものは
中を見ずに捨てるべき、だよなぁ。
レシートとかもみんな取ってあるから、いろいろ箱を開けてみて、
げんなり。
シュレッダーも、すぐに熱持って動かなくなるから、時間かかるぞ。

なんて、段々考えるのが面倒になってきて、
息抜きに本を読むかな〜、っとなったらもうおしまい。
本を読んで、週末が終わってしまうのです。
いかん。


エキストラ!

エキストラ!

  • 作者: 吉野 万理子
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2008/09/20
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


なんて言っていようが、読んでしまうものは、読んでしまうのだ。
今まで読んだことなかった作家を、と思い。
エキストラ、というから、劇団ものか何かな?
OLものでした。
ワーキング・ガール小説ですと。

主人公の紺野真穂は、3年勤めた会社の倒産により、
キャラクタービジネスの会社に転職する。
携帯コンテンツのコピーライターから、
キャラクタービジネスの営業へ。
その営業部門の先輩に、憧れの人が出来て・・・。
という、絵に描いたような、会社恋愛ものではありますが。

先輩に褒められたい一心で、手当も出ない残業をざくざくとやり、
必死に前へ前へ進んで行こうとする。
あぁ、そういうひたむきさ、懐かしい感じもするなあ。
残念ながら、私の職場には憧れの先輩とかいなかったけどもさ。

段々とこなし仕事的な感じになっている自分に、
ちょっとカツを入れなくちゃな、と思えました。
既に燃え尽きかけた魂には、こういうのも必要なのだ。


科学と神秘のあいだ(双書Zero)

科学と神秘のあいだ(双書Zero)

  • 作者: 菊池 誠
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 2010/03/24
  • メディア: 単行本


ニセ科学に対する考え方とか、
まぁ、分かりやすくまとめた感じの本です。

引き合いに出される本とか、結構自分の好みにも近いものが
あったりするので、するっと読めましたが。

一番気になったのが『納得力』について。
ありそうで、なかったような言葉なんじゃない?
菊池氏は、『はじめて耳にしたのは、二十年くらい前』
だったかと。
『こんな荒唐無稽な話を理解して笑えるのは、その話に説得力が
あるからじゃなくて、自分たちに納得力があるからだ』

えっ、いや、それって、そうかも、と思えることとかある!!
友達と大盛り上がりのネタが、会社のワカモノには
意味が通じない時とか、『納得力』の言葉一つで
解決しちゃうぞ!
いや、私に説得力がないのかも、しれんがね。

あと、菊池氏がテルミン奏者としてユニット組んでいるとか。
テルミン、生テルミン演奏、一度聴いてみたいものよ、
と思っていたりするので、食い付きましたわ。
科学っぽいものとか、のネタがいろいろです。


道徳という名の少年

道徳という名の少年

  • 作者: 桜庭 一樹
  • 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
  • 発売日: 2010/05/11
  • メディア: 単行本


『少女七竃と七人の可愛そうな大人』の話が、更にエスカレートして
しまったよ!って感じのお話です。
『極上のビジュアルストーリー集』って説明見て、
全て納得した。
うん、まさにそれに尽きる。

町一番の美女が産み落とした4人の娘たちは、
母が、黄色いバターのような目をした男と一緒に町を出たことで、
娼婦になって生計を立てるようになる。
4人の娘たちは、彼女たちもまた、美女だったので。

う〜む。
何というか、ブラックブラック童話的な感じ。
黒いぞ。
恐らくこの本で初めて桜庭氏の作品を読んだとしたら、
もういいや、ってなったと思うのだが。
赤朽葉家の伝説、少女七竃〜、と読んで来ると、
共通して流れる空気感があるので、
なるほどな〜、と思って次に行けるのかも。

わざわざ買って読むほどのものではないけども、
図書館で借りたものだから、ま、いっかな。


COケース・オフィサー (上)

COケース・オフィサー (上)

  • 作者: 麻生 幾
  • 出版社/メーカー: 産経新聞ニュースサービス
  • 発売日: 2004/07
  • メディア: 単行本


前に読んだ『特命』と同じく、警察を舞台にした話ですが。
やっぱり、なのか?
どうも、主人公に感情移入しにくい感じなのです。
主人公が50代の男性であろうが、そういうのは関係ない。
何となく、ダメなのです。

国際テロと戦う、孤高の男。
いや、そういう設定は全然問題ないのです。
地方の警察署にいる警察官が、警察庁へ出向し、
中東でのスパイ活動を始める。
大使をはじめとする外務省の面々は、
常にその足を引っ張ろうとしている。

お〜『タテワリ〜!』
春江氏の外務省勤務の方から描かれているものとは、
また違う表情を見せておりますが。
要するに、日本にはまともな情報戦に食い込んで行ける
諜報機関としての役割が、全くもって育たない、
ということか。
使われるネタとしては、帚木蓬生氏の『アフリカの蹄』を
彷彿とさせるものもありますが。

アメリカやイギリス、イスラエルなどの諜報機関ものを読んで、
これを読んだら、唖然とする以外にはないよなぁ。
ま、レビューを読むと、全然設定がなっていない、とか
書かれていたりもしましたけども。
(私はそういうのには疎いので、どこまで組織の細かい設定を生かした
ものなのか、とかは分かりませんが。)

テロとの戦い。
既に日本は蚊帳の外。
日米安保、全くアテに出来ないとも思ったりするんだけども。
前回と違って、今回の選挙はあんまり押し出していなかったね。

日本のマスコミは、まともな報道とか出来ないしなぁ。
それにしても、警察もの読むと、キャリアとノンキャリアの溝が
不愉快な壁としてしか存在しないな。
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